トップページ > インタビュー人物紹介 > 株式会社 ユニフォームセンター
インタビュー人物紹介
第十三回 株式会社 ユニフォームセンター
2018年1月
|
あのときの感謝の気持ちを今でも忘れない。
だからこそ約束したい、いい会社にすると。
Q.どんな会社ですか? | ||
あらゆる業種の働く人が身に着ける“ユニフォーム”の企画・販売をしている会社です。昭和52年3月、先代の父が脱サラして『藤枝ユニフォーム』を立ち上げ、昭和57年8月には法人化し、現社名の『株式会社ユニフォームセンター』となりました。 その後は、ただモノを販売するだけでなく、刺繍やプリント、お直しなどの加工ができる設備を新設したり、ネット上で在庫管理ができるシステムを導入するなど、アフターフォローにも力を入れています。 |
Q.社長に就任されたきっかけは? | ||
今から5年前、父が急逝したことをきっかけに社長に就任しました。大学卒業後、東京の南青山にある事務服の専門メーカーに就職し、そこで3年間、オリジナルユニフォームの制作部隊として、営業やものづくりや商品企画などを学びました。 当社に入社したのは26歳のときです。そこから9年間はいち営業マンとして働いていました。 |
Q.家業を継ぐことに抵抗やプレッシャーは? | ||
それがね、まったくなかったんですよ。いい意味でのプレッシャーはありましたが、違う業界への未練や継ぐことへの抵抗はありませんでした。 保育園の卒園アルバムに「将来の夢はお父さんの仕事を手伝うこと」と書いてあるくらい。父のことが好きだったんですね。 子どもの頃、よく父にくっついて、お客さまのところへ納品に行ったんですが、スーツを身にまとい、ネクタイをきゅっと締めて、仕事をしている父の姿がカッコよかった。今でもぼんやり覚えています。 |
Q.お父さまと一緒に働いてみていかがでしたか? | ||
入社当初は若くて生意気ざかりだったので(笑)。親子だからこそわかり合えることもあれば、親子だからこそぶつかることもありました。ただ、父のことが好きだったので、よく会話はしましたね。先代の価値観はすり込まれていると思います。 | ||
Q.印象的なエピソードは? | ||
生前、口を酸っぱくして言われたのが「困ったらお客さんのところへ行け」って。「必ずお客さんが教えてくれるから」って。今となっては遺言みたいなものです。 先代が亡くなって5年が経過し、社長になって初めて見えてきたこともあって。そうなった今、先代と話がしてみたいですね。「こんなことやろうとしてるんだけど、どう思う?」って。 |
Q.先代とご自身とで似ているところは? | ||
基本的に“気合いと根性”っていうところは似ているだろうなって思います。周りからはそっくりだって言われますよ。それが嬉しかったりしますし、そうありたいと思っています。 | ||
Q.逆に違うところは? | ||
創業者である父は良くも悪くもワンマンで、“孤高”というイメージがあります。当時はそれでもよかったんですが、急遽、社長を継いだ私の場合、自分よりも年長者や社歴の長い社員が多く、その中でやっていくには、父と同じやり方では難しいと思いました。 そういう意味で、私は“協調”しながら、自分の色を出していきたいと思っています。 |
Q.新たな営業戦略『チーム営業』とは? | ||
これから会社がさらに成長していくためにも、社員一人ひとりの力を最大限に発揮できるような環境・仕組みづくりをしたいと考えて、新たに取り組んでいるのが『チーム営業』です。 当社には12名の営業スタッフがいます。今までは個人商店の集まりで、各人のマンパワーで勝負していましたが、それには限界があります。そこで、複数名の営業スタッフがチームを組み、チームリーダーのもと、一丸となって営業活動を行います。チーム内で情報を共有し連動させることで、効率的な業績アップと人材育成を図ります。トラブルが起きたときはチーム全体でフォローし、チームの誰かがコンディションの悪いときは周りがサポートします。 昨年からはさらに進化させ、各チームにアシスタントとして営業事務の女性スタッフを配置しました。加えて、この道20年以上のベテラン社員を集めて『特需部』を新設し、大きなコンペなど重要な案件には、チームと特需部メンバーが連携し、彼らが培ってきたノウハウを共有できる仕組みを整えました。 チームの絆を深めながら、チーム同士で競い合い、互いに高め合えるように、ミッションを与える仕掛けもしています。 |
Q.アピールしたい商品は? | ||
ひと昔前、ユニフォームは安全性や機能性、低価格であることが絶対条件でしたが、今となっては当たり前で、これからは「カッコイイ」「オシャレ」といったデザイン性や、「らしさ」「オリジナリティ」といった個性が求められます。 お客さまがワクワクするようなユニフォームをつくりたい。それを着ることによって、モチベーションが上がるようなユニフォームをご提案したい。そんな思いから、昨年、新たに企画部を立ち上げました。ただ単に社名やロゴを刺繍するのではなく、お客さまの要望をもとに一から創り上げる部隊です。ユニフォームに新たな価値を吹き込むことができるのではと思っています。 |
Q.社長にとって“ユニフォーム”とは? | ||
ユニフォームって昔からあるもので、人口減少とともに絶対数は少なくなっても、働く人がいる限り、この先もなくならないものだと思っています。 ユニフォームって、いわば“戦闘服”ですよね。私にとってはこのスーツがユニフォームであり、まとった瞬間にスイッチが入ります。ユニフォームは、お客様のビジョンや思いやメッセージを込められる、戦略ツールだと思っています。 そういう商品を扱えることに幸せを感じますし、私たちがご提案したユニフォームで働く人のモチベーションが上がり、ひいては会社の業績も上がれば、もっと幸せです。 |
Q.最後に今の思いと未来のビジョンを教えてください。 | ||
父が亡くなった最初の年は、目の前のことに一生懸命で、悲しみや不安を感じる暇さえありませんでした。その後は、先代がやろうとしてやりきれなかったことを一つひとつ丁寧に取り組んでいます。そして、そこから更に次なるステージに向かっていきたいと思います。 お客さまをはじめ、仕入れ先や同業社、金融機関など、周りの皆さんに本当に助けていただきました。そして何より、社員のみんなが誰一人辞めることなく支えてくれました。あのときの感謝の気持ちを今でも忘れていません。だからこそ、約束したいんです。いい会社になる、と。お客さまに必要とされる会社、社員一人ひとりが当社で働くことを誇れる会社にしていきたいです。 おかげさまで3800社ほどのお客さまにお取り引きいただいています。より質の高いサービスを追求しながら、将来的にはユニフォーム以外のことでもいいご提案できればと考えています。 ユニフォーム販売会社として、県内シェアトップを目指しますよ。そのためにも挑戦し続けるしかないと思っています。そのためにも、お客様にとっていい会社、必要とされる会社とは何か、社員にとっていい会社とは何かを、常に自らに問いながら挑戦して参ります。 |
貴重なお話ありがとうございました。今後ますますのご活躍を期待しております。
会社概要
▲本社 ▲店舗 |
| ||||||||||
会社紹介 | |||||||||||
ユニフォーム・制服の企画・販売・管理まで一貫して行っております。 ユニフォーム・制服を一新して企業イメージの創造のお手伝いをさせて頂きます。 またユニフォームについてお困りの事などございましたらお気軽にご相談下さい! | |||||||||||
企業情報ページ | |||||||||||
http://www.shizuoka-yaizu-shobaihanjo.com/retail/uniform-c.html |
- トップ |
- インタビュー人物紹介 |
- サイト規約 |
- リンク集 |
- 商売繁盛.comとは? |
- サイトマップ