トップページ > インタビュー人物紹介 > 株式会社 ソーキナカタ
インタビュー人物紹介
第六回 株式会社 ソーキナカタ
2015年5月
|
一品一様のものづくり。
飽きることがありません。
Q.どのような会社ですか? | ||
当社では、省力化・合理化を目指した専用機の設計・製作を手がけています。「こんな機械があったらいいな」「この作業を自動化したい」といった、お客さまのニーズやアイデアをもとに、機械設計から電機設計、部品製作、組み立て、電装、調整、据え付け、メンテナンスまで、すべての工程を社内で一貫生産。世界でひとつだけのオリジナル機械をお届けしています。 主な製品は、自動車部品メーカー向けに、ベアリングの組立機器や検査機器など。最近は、これまで培った高い技術力を活かして、自社ブランドの食品加工機械の開発にも力を注いでいます。 |
Q.仕事のやりがいは? | ||
量産工場のライン作業とは違い、一品一様のものづくりなので、つねに全力投球で挑むことができ、飽きることがありません。社員の入れ替わりが少ないことからも、ものづくりの醍醐味が味わえる、やりがいの持てる仕事だと思います。 これまでもこれからも、ものづくりにこだわっていきたい。それが、社員の幸福や会社の発展、ひいては社会貢献につながると考えています。 |
Q.会社の転機を教えてください。 | ||
当社は1948年に父親が立ち上げた会社で、私は2代目です。そもそも会社を継ぐつもりはなかったんですよ。私自身は学校の先生を目指し、大学で児童心理学、教育原理の教職課程も受講していました。しかし、リタイアしたいからと父親に呼び戻され、大学を2年で中退。先生になる夢をあきらめ、まったくの未経験である“ものづくり”の道に進みました。 最初は父親のもとで、見様見まねで仕事を覚えていきました。電気通信大学から教科書を取り寄せて、独学で勉強もしました。私たちの時代は、技術は誰かに“教わる”ものではなく“見て盗む”しかありませんでしたから。 会社の転機となったのは、藤枝工業団地に移転した1984年でしょうか。その年に社長に就任しました。よくしたもので、敷地が広くなると、事業規模も拡大していきましたね。 |
Q.自社ブランド製品の開発のきっかけは? | ||
経営の安定と、社員や会社の成長に必要だと感じたからです。食品加工機械の分野に着目したのは、社員の中に同業界で働いていた者がいたので、顧客ニーズを把握しやすかったことと、自動車業界とは違い、国内にとどまり続ける可能性が高い分野だと判断したからです。 トライ&エラーで試作を繰り返し、クリームマシーンやカップ供給機などの周辺機器を開発。なかでもいちばんのヒット商品は「バームクーヘンオーブン」です。生地台の高さや焼き条件を登録すれば、オートモードで誰でも簡単に焼くことができるんですよ。 |
Q.2010年に直営店「DIP TOY」をオープンされましたよね。 | ||
お客さまは機械を見て購入を決めるのではなく、その機械で焼成したお菓子で判断されます。工場を訪れるお客さまに、実際に食べていただき、納得していただきたい。そんな思いから直営店をオープンさせました。 お店では、当社の機械で焼成したバームクーヘンをはじめマドレーヌやマフィンなどのお菓子を、相場の約半値でご提供しています。味は…実際に食べてみてください(笑)。口コミで来店される方も多く、昨年末はバームクーヘンを1,000個ほど販売しました。 あの有名な「マダムシンコ」のシンコさんも来店されました。クーヘン豊中工場では当社の「バームクーヘン12本焼き機」をご使用いただいています。バームクーヘンだけで年間約20億円も販売しているそうですよ。 |
Q.最後にメッセージをお願いします! | ||
自動車業界は急速に海外展開を進めています。私たちは、国内で勝負できる自社ブランドの食品加工機械の販売をより強化し、さらなる成長をしていきたいと考えています。 |
貴重なお話ありがとうございました。今後ますますのご活躍を期待しております。
会社概要
| |||||||||||
会社紹介 | |||||||||||
省力化・合理化を目指した専用機の設計・製作、食品機械の製作、各種治工具類製作、生産設備メンテナンス、食品販売 | |||||||||||
企業情報ページ | |||||||||||
http://www.siz-sba.or.jp/fujieda/nakata-iw/ |
- トップ |
- インタビュー人物紹介 |
- サイト規約 |
- リンク集 |
- 商売繁盛.comとは? |
- サイトマップ